前与党・タイ愛国党元役員のスポン・アタウォン氏が1日夜、タイ東北部ナコンラチャシマ県で銃撃され、銃弾で頭部に擦過傷を負った。警察は、政争、利権争いが原因とみて、容疑者の洗い出しを進めている。
スポン氏は自家用車を運転中、追走してきたピックアップトラックから銃撃を受けた。所持していた銃で応戦、車を止めキャッサバ畑に逃げ込み、難を逃れた。
スポン氏は下院議員を3期務めた地元の有力者。武闘派として知られ、通称は「イサーン(タイ東北地方)のランボー」。5月末に愛国党が解党命令を受けた際に参政権を5年はく奪されたが、地元での影響力は依然大きく、事件当夜も県警幹部と食事し、帰宅するところだった。
銃撃を受けて応戦するスポン・アタウォンも凄いが、「イサーンのランボー危機一髪」ってタイトルセンスも凄いな。ちなみにキャッサバとは、タピオカの原料となる芋がなる植物です。